PBT樹脂|樹脂加工、プラスチック加工専門メーカーの日新電気株式会社

日新電気株式会社

PBT樹脂

ABS

テレフタル酸とブタンジオールとの重縮合反応で得られるポリエステル樹脂で、結晶性樹脂である。ガラス強化品がよく使われている。未強化品はPETと同じ成形ができる。5エンジニアリングプラスチックの1つである。

特徴

⑴ 耐熱性にすぐれている。融点は225℃でPETより約20℃低い。常温での強靭さは同等である。
⑵ PETと比較して、吸水性が少ない。
⑶ 流動性が極めて良く、成形しやすい。
⑷ 強化品は成形収縮率が小さく、寸法精度の良い精密成形品ができる。
⑸ 結晶性樹脂であるため、耐薬品性にすぐれている。
⑹ 腐食性がなく、難燃化が容易である。
⑺ 対磨耗性が良好で、自己潤滑性を有する。
⑻ 幅広い周波数に対して安定した電気特性をもつ。
⑼ 耐熱性が良く、120〜140℃で連続使用できる。
⑽ 経済性にすぐれている。

主な用途

・自動車部品(ワイパー部品、ミラーハウジング、ウインドウォッシャーノズル、エアフローセンサー、ディストリビューター、コネクター、キャブレター、リアエンド、フロントフェンダーベゼル、ガスキャップ、ドアロックノブ)
・電気用途(電動工具、コネクター、コイルボビン、スイッチハウジング、バルブ、タイマーケース、端子板)
・機器(マジックキャップ、空圧機器、キートップ、時計部品、カメラ部品)
・その他(日用品、スポーツ用品、建材部品、コンテナ)